エレコム 23年3月期/EC増収も10年ぶりの減収に/ECは9.8%増の156億円(2023年6月1日号)

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 PC周辺機器の開発・販売などを手掛けるエレコムの23年3月期のEC売上高は前期比9.8%増の156億8100万円だった。家電量販店での売り上げが減少したこともあり、全社売上高は前期比3.4%減の1037億2700万円となった。減収は13年3月期以来。23年3月期の営業利益は、前期比18・9%減の113億500万円。22年3月期に続き、2年連続の減益となった。
 モバイルバッテリーや高速充電対応のAC充電器など、スマートフォン関連の商品が、前期比1.9%の増収となった。ECを中心に、好調に推移したとしている。
 PC関連商品では、高付加価値マウスや電源タップなど、eスポーツ向け製品が好調だった。ペーパーレス化に伴う、インク製品の需要減退などが影響し、PC関連製品全体では前期比3.9%の減収だった。
 24年3月期は、セキュリティーカメラやドアホンなど、セキュリティー関連製品の品ぞろえの拡充に注力していくとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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