ペットゴー 23年3月期/初の売上100億達成/営業利益は43%増(2023年5月18日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ペット用品などのECを展開するペットゴーの23年3月期の売上高は、前期比3.9%増の100億2500万円だった。サブスクコマースやD2Cブランドの販売が大きく売り上げを伸ばし、全体の売り上げをけん引したようだ。営業利益は前期比43.0%増の2億3600万円だった。同社の売上高が100億円を超えるのは、04年の設立以来、初のことだ。
 サブスクコマースの売上高は、前期比62%増の15億8700万円だった。対象商品の拡充と、継続的な広告投資が増収の要因となった。同社のサブスクでは、ドッグフードだけでなく、動物用医薬品やサプリメント、ケア用品など、幅広い商品を取り扱っている。充実した品ぞろえだけでなく、定期購入の頻度や、1回当たりの数量などを自由に変更できる利便性の高さも好評のようだ。
 D2Cブランドの売上高は、前期比75%増の10億2000万円だった。22年3月期に発売した商品が好調に推移し、売り上げを大きく伸ばしたとしている。
 サブスクコマースやD2Cブランドの好調により、自社ECサイトの売上高は前期比33.3%増の31億8200万円となった。
 一方、各モールなど自社サイト以外の売上高は、商品の値上げなどの影響もあり、前期比5.8%減の68億4200万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ