メルカリ/子会社から事業承継/「メルカリShops」と一体開発(2023年5月11日号)

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 メルカリは4月28日、連結子会社であるソウゾウが運営するコマースプラットフォーム「メルカリShops(ショップス)」の事業開発機能部門を会社分割により承継すると発表した。
 同社が運営するCtoCプラットフォーム「メルカリ」と「メルカリShops」のプロダクト開発を一体化することで、消費者にとってCX(顧客体験)向上につながるサービスにしていく考えだ。
 今回の吸収分割方式では、ソウゾウを吸収分割会社とし、メルカリを吸収分割承継会社とした。
 「プロダクトなどの事業開発はメルカリとソウゾウで共創する。『メルカリShops』における事業者を獲得するセールス部門とクーポンの配布や、広告を運用したり、特集企画を計画するマーケティング部門は変わらずソウゾウに残る」(メルカリのPR担当)と説明する。
 事業承継後も「メルカリShops」の名称などに変更はない。
 契約締結日は22年6月下旬、実施予定日(効力発生日)は24年1月1日を予定している。


■石川CEOが退任

 メルカリは4月28日、ソウゾウの石川佑樹代表取締役CEOが、5月1日付で退任すると発表した。
 石川CEOはメルカリの執行役員VP専任となり、ソウゾウで営業本部長を務める藤樹賢司氏が新たに代表取締役CEOに就任した。
 ソウゾウは新たな経営体制のもと、事業者との連携をより一層強化し、EC化支援に努めると決意を明らかにした。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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