アンカー・ジャパン/売上高は350億円超に/新製品発表会で22年12月期の業績明かす(2023年4月27日・5月4日合併号)

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猿渡歩社長

猿渡歩社長

 モバイルバッテリーなどの家電のECを運営するアンカー・ジャパン(本社東京都、猿渡歩社長)は4月19日、都内で開かれた新製品発表会で、22年12月期の売上高が350億円を超えたことを明らかにした。EC売上高の詳細は明らかにしていないが、全社売り上げの半分以上を占めるとしており、200億円以上とみられる。ポータブル電源の売り上げが急拡大しており、22年12月期は売り上げが前期比で2倍に成長したとしている。
 アンカー・ジャパンの猿渡歩社長によると、22年12月期中においては、家電量販店などのリテール分野の売上比率が高まったが、ECの売上比率の方が引き続き大きい状況が続いているという。
 ECの販売チャネルの中では、アマゾンでの売り上げが最も大きいという。自社ECサイトや公式アプリでは、ポータブル電源をはじめとした高額な商品が売れる傾向にあるとしている。
 同社では、スマホ用の公式アプリを22年4月にリリース。22年12月期中に、アプリのユーザー数が10万人を超えたとしている。
 猿渡社長は、「アプリは、アマゾンや楽天市場といったECプラットフォームよりも商品を選びやすい設計になっている。リピートユーザーのロイヤルティーの向上につながっている」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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