Z会/「手書き×デジタル」の新機能/書きこんだ量を可視化(2023年4月13日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 通信教育を手掛けるZ会(本社静岡県、藤井孝明社長)は23年4月から、タブレットに学習者が手書き入力したデータである「デジタルインク」の使用量を可視化・集計し、学習者自身が把握できるようにする機能を導入した。タブレット学習で蓄積されたデジタルインクの量を視覚的に把握することにより、学習に継続的に取り組む意欲を引き出すのが狙いだという。
 デジタルインク量を集計することにより、どれだけ手書き学習に取り組んだかを自身で把握できるようになる。
 同サービスでは、書き込んだ量を「筆記距離」として表しているという。「筆記距離」を移動距離に換算し、学習者が日本各地の名所を巡る演出も施されているという。
 学習者が作成した答案データについては、筆跡データを取得し、解析を行う。筆跡データを圧縮して再生する動画を作成し、提供することにより、答案の作成過程も振り返ることができるとしている。
 同サービスは、「中学生タブレットコース」「高校生タブレットコース」「中高一貫コース」で提供される。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ