ひまわり食品/昆虫食のお寿司/最新冷凍技術で(2023年3月2日号)

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「175Sushi(イナゴスシ)」

「175Sushi(イナゴスシ)」

 ひまわり食品(本社新潟県、高野と志子社長)は2月24日、最先端の冷凍技術を使用した「175Sushi(イナゴスシ)」を発売した。同社では2月9日、冷凍食品専門のECサイトをオープン。昆虫食を取り入れることにより、認知の拡大を図るだけでなく、海外展開も視野入れているという。
 同社はもともと、スーパーマーケット向けの弁当や寿司などを製造していた。常温での販売だと、販路に限界があることから、最新の冷凍技術を導入、合わせてECサイトも立ち上げたという。「米どころの新潟なので、米を使った商品を主力にしていく予定だ」(担当者)と話す。
 「イナゴは日本でも古くから食べられており、米農家との関連性も深い」(同)と話す。
 「シャリは通常のお寿司と同様で、イナゴは濃いめの佃煮となっている。ゴマをあえたことで、酢飯との相性もよくなった」(同)と話す。
 食品工場で昆虫食を導入した場合、他の食品に、昆虫食原料が異物として混入してしまうリスクがあるという。「製造ラインは同一だが、製造時間をずらすことにより、リスクを最小化している。冷凍食品の分野でも、新しい市場に参入していきたい」(同)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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