ハルメクホールディングス/東証グロースに上場/出版および通販事業を展開(2023年2月23日号)

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 出版・通販事業を手掛けるハルメクホールディングス(本社東京都、宮澤孝夫社長)は2月15日、東証グロース市場への上場が承認されたと発表した。上場日は3月23日を予定している。株式の新規発行に伴い、手取り概算額は36億円強を見込んでいる。調達資金の使途目的は、子会社であるハルメク・ビジネスソリューションズへのシステム投資と、借入金の返済に充当する予定。
 ハルメクグループは、50代からの女性をターゲットに、出版事業および通販事業を展開している。月刊誌「ハルメク」の出版ほか、商品開発や販売、旅行や講座といったサービスを提供している。月刊誌「ハルメク」の定期購読者数は約50万人。
 直近の決算となる22年3月期の連結業績は、売上収益252億3300万円、営業利益は13億5800万円、当期利益は7億9600万円だった。
 月刊誌「ハルメク」の発行および通販事業を展開しているハルメク事業の業績は、売上収益が187億7900万円、営業利益が7億6700万円だった。
 全国通販の名称で通販事業を展開している全国通販事業は、売上収益が67億5700万円、営業利益が9700万円となっている。全国通販事業は3期連続で続いていた赤字から脱却、黒字体質を維持している。
 グループ会社はハルメクのほか、ハルメク・ビジネスソリューションズ、ハルメク・エイジマーケティング、ハルメク・ベンチャーズ、全国通販、ジャパンホーム保険サービスとなっている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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