シーボン 22年4-9月期/売上高8.3%減/新規獲得進むも継続率に課題(2022年12月1日号)

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 化粧品のサロン販売を手掛けるシーボンの22年4―9月期(中間期)における売上高は、前年同期比4.3%減の42億9700万円だった。新規顧客特の獲得に注力し、顧客数は増加したが、継続数や顧客単価が減少したとしている。10月には、中国の会員制通販サイトで、シーボン製品の販売がスタートする予定。10月以降に、中国向けの受注が発生するとしている。
 22年4―9月期における直営サロン店舗の売上高は、39億3700万円だった。
 サロンの新規顧客数は、前年同期比28.0%増の1万3801人だった。コロナ禍の行動制限の緩和により、大型・小型イベントともに開催数が増加したとしている。イベントの来場者数も、コロナ前の水準には満たないものの、回復傾向にあるとしている。イベントでの集客数は、22年7月が1548人、8月が1648人、9月が2086人となるなど、毎月うなぎ上りに増加しているとしている。
 新規顧客数が増加する一方で、既存顧客の継続数に課題があるとしている。
 1カ月に1回以上来店する顧客数は、22年4―9月期は15万8739人となり、前年同期間比で2.1%減少したという。
 シーボンは22年3月期の通期の業績として、売上高98億円、営業利益4億5000万円を見込んでいるという。
 7月に発売した若年層向けの新ブランド「シーボン パル」について、タレントの深川麻衣や女性インフルエンサーを起用した広告展開を開始。若年層の顧客の購入率や継続率の向上を図るため、ユーチューブ広告などで大規模な広告宣伝を行うとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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