ファッション・コ・ラボ/OMO特化のサービス/ECと店舗を一元管理(2022年11月24日号)

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 ファッション・コ・ラボ(本社東京都、池上貴尉社長)では、OMOに特化したソリューション「SIMLES(シムレス)」を提供している。同サービスでは、ECと実店舗の在庫・物流の拠点を統合することにより、在庫の分散ロスの削減や、コスト削減などにつなげることが可能だという。ファッション業界を中心に、需要が拡大している。
 「シムレス」では、大きく分けて、(1)店舗・ECの在庫を統合する(2)在庫の分配・移動を自動化する業務システム(3)EC・POSシステム・サービス(4)クラウド分析経営サポート─の四つのソリューションを提供している。
 ECと実店舗の物流や在庫を一元化することにより、欠品や滞留による売り上げロスを減らしたり、物流コストを削減したりすることができるとしている。
 各店舗の在庫配分はシステムで自動化しており、勘や経験ではない、数値に基づいた管理が可能だという。
 在庫だけでなく、売り上げや粗利益率の管理にも対応している。
 全商品の状況をクラウドで管理しているため、ECと実店舗を合わせた売り上げなどの数値を、タイムリーに確認できるという。
 「当社のグループが持つ、約2000店舗のノウハウが、当社には蓄積されている。そのノウハウを生かし、『ツールを提供して終わり』ではないサービスを提供できる。既存データと連携させ、どうやって活用すればいいかといった視点からのサポートもできる。実務的な経験の豊富さが、他社との差別化になっていくと考えている」(池上社長)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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