シャルレ 3月期中間/売上高は64億円に/最終損益は赤字に転落(2022年11月24日号)

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 シャルレの23年3月期4―9月期(中間期)連結決算における売上高は、販売活動がコロナ禍前の状態に戻っていないことや、一部商品の値引販売の売り上げが伸びたこともあり、売上高は前年同期比19.2%減の64億4300万円にとどまった。最終損益は6月に実施した希望退職者の募集に伴う特別退職金を特別損失に計上したため、最終赤字に転落した。
 営業利益は前年同期比79.2%減の2億4000万円、経常利益は同77.5%減の2億6300万円だった。
 「レディースインナー等販売事業」は、コロナ規制が緩和されて徐々に訪問販売の活動環境が改善されつつあるものの、コロナ前に回復はしなかった。商品面の衣料品類では、アウター商材や寝具類の生活関連商材などを発売したが、前期にアウター商材のシリーズ見直しに伴う一部商品の値引販売の実施が売り上げに大きく貢献していたことから、売上高は前年同期比4.7%減の40億4400万円だった。
 化粧品類の売上高は同7.5%減の10億2400万円、健康食品類の売上高は同4.5%減の4億5400万円。その他では子会社のシャワーヘッドの追加販売を数量限定で販売したものの、売上高は同71.6%減の2億4100万円だった。これにより、同事業の売上高は同13.7%減の57億6500万円、セグメント利益は同54.6%の1億8200万円だった。
 「ウルトラファインバブル技術製品等製造販売事業」は、節水シャワーの需要の一巡により売り上げが鈍化。携帯型オゾン水生成器を発売したり、新規取引先の拡大に努めたものの状況は厳しく、売上高は前年同期比53.9%減の7億1000万円となった。
 シャルレは現在、「シャルレビジネス事業の再生」に取り組んでおり、直受注・直発送(BtoC)モデルの導入に向けた、現ビジネスモデルの改革検討と、新たな販売プログラムの導入に向けた新ビジネスプランの詳細設計および実行計画の検討を継続している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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