シャープは12月1日、家電のサブスク・レンタルサービス「レンティオ」を提供するレンティオ(本社東京都)、産直EC「ポケットマルシェ」を運営する雨風太陽(本社岩手県)と組み、新たなサブスクリプションサービスの実証実験を半年にわたって開始する。
シャープの水なし自動調理鍋「ヘルシオ ホットクック」のレンタルに加え、ホットクックで調理できる厳選された食材やレシピ、料理教室を連携させる。
シャープと雨風太陽は21年7月から1年間、「ポケットマルシェ」の産直食材を使い、ヘルシオ専用のレシピや料理教室イベントを組み合わせたモニター販売を実施してきた。
レンティオは新品の自動調理鍋「ホットクック」を貸し出し、「ポケットマルシェ」が選んだ生産品を毎月1品届けていく。シャープは、食材に合わせたホットクック専用レシピを開発するほか、ホットクックの使い方を学べる「ヘルシオ教室(基礎クラス)」をオンラインで開催する。教室は通常1回当たり500円が無料で参加でき、毎月1回全4回コースとする。サブスクコースは1カ月2800円(税別・食材送料別)。
11月11日にオンラインで開催した記者発表会で、シャープのSmart Appliances&Solutions事業本部・キッチン事業部・調理ソリューション企画開発部の平岡哲哉部長は「他社との協業によるサブスクサービスの試験を続けることで、家電の継続的な利用につなげられるサービスの構築を目指したい」と話した。
シャープ/サブスクの新サービス/ポケマル、レンティオと組み(2022年11月17日号)
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。