Zホールディングス 22年7―9月期/モール流通8.7%増/国内物販取引高は7430億円(2022年11月10日号)

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 ヤフーの持ち株会社であるZホールディングス(HD)の22年7―9月期(純第2四半期)における国内物販取扱高(流通総額)は、前年同期比6.9%増の7430億円だった。ECモールなどショッピング事業の取扱高は、同8.7%増の4212億円だった。
 「Yahoo!ショッピング」や「PayPayモール」など主要ECモールで利用者が安定的に増加した。
 ソーシャルギフト「LINEギフト」の取扱高も拡大している。今年の「母の日」の取扱高は前年同月比120%増、「父の日」における取扱高は同170%増に伸長した。
 シーズンイベントにおける新規利用者の獲得が順調だった。
 10月には、「Yahoo!ショッピング」と「PayPayモール」を統合し、新生「Yahoo!ショッピング」を開設した。
 新生モールでは、ユーザーの定着率やLTV(顧客生涯価値)を重視し、安定成長を図っていく方針だ。
 「『Yahoo!ショッピング』については、ひと通りモデルが完成しつつある。今後は周辺サービスを強化し、総合力でEコマースナンバーワンを目指していく」(川邊健太郎社長)と意気込みを示す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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