ファンケル/「広告宣伝本部」新設/配下に3部新設し戦略強化(2022年10月6日号)

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 ファンケルは10月1日付で、組織改正を行った。従来の「事業企画本部」を解体して、新たに「広告宣伝本部」を設置した。認知を高めるための啓発広告と、新規顧客獲得のダイレクト広告まで一貫して管轄する。「広告宣伝本部」の配下には「広告戦略部」「化粧品広告宣伝部」「健康食品広告宣伝部」の3部を新設。広告戦略を強化する。
 「広告戦略部」は、これまでばらばらに管理していた広告費用を一元的に管理して、広告費の効率的な運用を担当する。「広告宣伝本部」の本部長には、通販営業本部副本部長だった石澤美香氏が同日付で就任した。
 「事業企画本部」の解消に伴い、一部機能を「化粧品事業本部」「健康食品事業本部」に移管することで、事業戦略における課題解決機能を強化する。「通販営業本部」は「広告宣伝本部」へのレスポンス広告機能移管に伴い、事業別に配置していたCRM機能を「CRM部」に統合した。
 このほか、「新規事業本部」の配下に、ペットフードの製品研究・開発を担う「ペットフード開発部」を新設。さらに、ファンケルグループにおけるサステナブル活動の一層の推進とPR活動を強化するため、「SDGs推進室」の機能を強化し、組織の名称を「サステナビリティ推進室」に改称した。
 「カスタマーサービス本部」も再編した。顧客とのコンタクト手段やサービス提供方法の変化に伴い、新しいカスタマーサービスの在り方を立案してスピーディーに改革するため、配下に「カスタマーサービス戦略室」を新設した。
 「お客様視点推進事務局」は「VOA統括部」に改称し、広く顧客の声を収集、分析、活用していく。「カスタマーサービス部」は「カスタマーリレーション部」に改称。コンタクト手段にかかわらず、顧客とのコミュニケーションを強化する。「業務部」は「業務改革部」とし、バックオフィス機能を改革する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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