ティーライフ〈中期経営計画〉/独自商品の開発強化/3年後に売上150億円超へ(2022年9月29日号)

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中期経営計画を説明する西上節也社長

中期経営計画を説明する西上節也社長

 健康茶や化粧品などの通販事業を展開するティーライフはこのほど、3カ年の中期経営計画を発表した。最終年度の25年7月期に売上高151億1400万円、当期純利益10億100万円を目指す。独自商品の開発や販売チャネルの開拓を強化し、収益の拡大を図る。
 小売事業では新ブランドを立ち上げ、新規顧客の獲得につなげる。タレントのRIKACO(リカコ)との共同企画商品も準備している。
 「顧客の若返りを図るために、リカコさんとの共同商品開発に取り組む。リカコさんはユーチューブなどネットでの情報発信にも積極的だ。当社もリカコさんとともに発信力を高めていきたい」(西上節也社長)と話す。
 商品管理や広告効率の精度向上も図る。新たなECモールに出店するなど、販路の拡大も進める。
 「ファンマーケティングによるロイヤルユーザーの獲得を推進する。通販は厳しい環境なので新規顧客の開拓をしっかりやりたい。課題である原価の高騰に対応するため、原価の上昇を抑えるノウハウを確立したい」(同)と話す。
 卸売事業では、好調なテレビショッピング向けをさらに強化する。カテゴリー別の商品開発や、価格戦略による粗利の確保を進める。卸売り用の新商品開発にも注力する。
 プロパティ事業では今年5月に開設した名古屋センターが満床になりつつある。新たな拠点の開設を進め、さらなる収益拡大を目指す。
 目標達成に向けて、IT・デジタル戦略を強化するとともに、事業再編やM&Aにも積極的に取り組む姿勢だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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