日本トリム/電解水透析に重度疲労感軽減作用を確認(2022年9月1日号)

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 電解水素水整水器の職域販売を展開する日本トリムではこのほど、最新型の電解水透析システムにおいて、重度の疲労感を軽減する作用を確認し、その作用を高める可能性のある要因を発見したと発表した。同社と聖路加国際病院、日鋼記念病院の共同研究グループが発見し、英国の透析医学会誌「Renal Replacement Therapy(リーナル・リプレイスメント・セラピー)」に掲載されたとしている。
 日本トリムらの共同研究グループは、水素を含有する透析液希釈水を作成する、最新型の電解水透析システムを用いて、調査研究を行った。調査研究では、従来型電解水透析システムで重度疲労感を呈していた透析患者の自覚症状が、最新型のシステムを使うことにより、有意に低減したことが確認されたという。
 疲労感低減作用が見られなかった患者群に対しては、降圧薬の使用量を少なくしてシステムを使用した。それによって、より多くの透析患者の疲労感を低減できる可能性が示されたという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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