東京トルマリン/業務のDXで会員を支援/若年層の新規開拓に注力(2022年8月25日号)

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「100年チャージINゼリー」

「100年チャージINゼリー」

 トルマリン(電気石)を原材料とした健康機器や寝具、健康関連商品をネットワークビジネス(NB)で展開する、東京トルマリン(本社東京都、林栄治社長)は23年3月に創業25年目を迎えるにあたり、若年層の会員獲得と社内業務のDXに乗り出す。電算業務を外部に委託してオンライン化を進めたり、LINE公式アカウントの導入などで20~30代の若年層との接点を増やし、組織の活性化を目指す。
 このほど、自社で担っていた報酬計算システムをYKC・システムコンサルティング(本社東京都)に委託した。従来、属人化しがちだった業務を複数人で対応できるように改める。また、会員がタイトル昇格に当たって、当月の条件をオンラインで確認できるようにしてビジネス活動をサポートする。林社長は「これまで自分の現在の位置が分からない会員が多かった。新たな仕組みでアップラインによるフォローにつなげたい」と話す。
 野村証券と提携し、「つみたてNISA」の加入支援も始めた。例えば、1万円を預ける場合、本社が1000円を加算して積み立てる。対象はビジネスリーダーの入り口となるタイトル「アドバイザー」会員で、証券口座の開設も本社が代行してくれるという。希望する会員は、野村証券のスマホアプリで毎月金額を設定し、本社が毎月の報酬から天引きする。会員向けの「マネーリテラシー研修」を計画しており、会員になると金融知識も学べることをメリットとして打ち出す。
 若年層向けに接点を作る戦略商品として6月から、8種類の必須アミノ酸を配合したサプリメント「100年チャージINゼリー」を投入した。また、鹿角霊芝を配合した栄養機能食品「鹿角充電コーヒー」などの消費財を充実させている。登録3カ月目からは月1万円のレンタル商品「人間充電器アルファー」を利用してもらい、トルマリンの良さを知ってもらうことで、主力商品の寝具「人間充電器DX(デラックス)」の販売につなげる。
 こうした報酬プランや商品などについて「購入者紹介ビジネス支援装置」として、特許庁から「ビジネスモデル特許」を取得した。林社長は「安心できるビジネスモデルで差別化を図っていきたい」と話す。

「鹿角充電コーヒー」

「鹿角充電コーヒー」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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