ヤフー/来店型店舗を本格展開/地域性に応じ即配と同時提供(2022年8月25日号)

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 ヤフーは8月19日、アスクルや出前館と共同で運営している即配サービス「Yahoo!マート by ASKUL(ヤフーマート)」において、消費者が来店し、商品を直接購入できる来店型店舗の本格運営を開始したと発表した。地域の特性に合わせた販売形態を展開し、地域住民に支持されるサービスを目指す。
 「ヤフーマート」は、食料品や日用品など約2000種類の商品を最短15分で配達する即配サービス。これまでは物流専用店舗(ダークストア)から近隣エリアに即配していた。
 ダークストアは商品の保管・出荷専用の店舗であるため、顧客は来店できない。
 今回、来店型店舗の本格展開を開始した理由について、ヤフーは「ダークストアの近隣住民から、この店舗は一体何なのか、疑問を持たれていた。それを解決するため、今年5月から来店型店舗の実証実験を開始した。そこで手応えを感じたため、来店型店舗の運営を本格展開することにした」(広報室)と説明する。
 本格展開に当たり、店舗の内装や商品の陳列方法などを見直した。消費者が思わず手に取ってしまうディスプレー方法を取り入れ、来店客の購買を促進したい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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