ZOZO 22年4―6月期/商品取扱高は9.5%増/セールやコスメ販売が好調(2022年8月4日号)

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 ZOZOの22年4―6月期における商品取扱高は、前年同期比9.5%増の1279億2800万円だった。セールの好調やコスメカテゴリーの流通拡大が寄与した。
 ファッションECモール「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」の商品取扱高は、同11.5%増の1010億4300万円だった。22年5月にセールイベント「ZOZOWEEK(ゾゾウィーク)」を実施した。夏のセール開始時には、テレビCMを放送し、集客を強化した。
 コスメ専門モール「ZOZOCOSME(ゾゾコスメ)」の実績値は非開示だが、計画に対して順調に推移しているという。「IPSA(イプサ)」のような人気ブランドが新たに出店しており、顧客が拡大している。送料無料施策や、アパレルとの合わせ買いを対象にしたポイント付与などのプロモーションも実施した。
 「PayPayモール」における商品取扱高は、同14.5%増の112億2700万円だった。「PayPayモール」と「ヤフーショッピング」の統合により、一部のブランドが「PayPayモール」から退店する可能性はあるという。ただ、業績への影響は軽微だと見ている。
 8月17日に送料を1件当たり210円から250円に値上げする。
 配送コストの上昇を送料値上げで吸収。ユーザーに案内し、理解を求める。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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