ANAP/EC売上は24.3%減の14億円/ファッションEC競争激化(2022年8月4日号)

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 自社ECサイトや、全国の実店舗でアパレルを販売するANAP(アナップ)は、21年9月―22年5月期(第3四半期)の連結業績におけるEC売上高が、前年同期比24.3%減の14億8000万円となった。ファッションECのサービス競争激化の影響などで、売上高が減少したとしている。
 EC市場の競争が激化する中、同社EC事業ではEC売り上げや顧客数が減少しているという。
 こうした状況を打開するため、今春には自社ECサイトのリニューアルを行い、顧客の利便性の改善を行ったという。
 著名なインフルエンサーを起用するなど、ライブコマースにも注力したとしている。ライブコマースによる販売手法は、集客の拡大にもつながっており、事業としての収益性を高める取り組みになっているという。
 「今後は、ライブコマースやSNSマーケティングなどを通して、顧客とのコミュニケーションを徹底的に強化していく」(同社)としている。「実店舗・ECの販売の融合を図り、収益力の改善を実現していく」という。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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