白鳩 22年3―5月期/売上は1.4%増/海外が不振も増収に(2022年7月21日号)

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 下着通販の白鳩の22年3―5月期(第1四半期)の売上高は、前年同期比1.4%増の15億4300万円となった。コロナ禍の影響による商品入荷遅延に対応したものの、国内の一部モールや海外販売の不振が影響し、前年同期から微増にとどまったとしている。
 アマゾンでの販売はアクセス数が回復し、広告施策も奏功した。自社ECサイトでは、プライベートブランド「HIMICO(ヒミコ)」およびセット商品の販売が堅調に推移した。また、広告経由、LINEアプリ経由の受注増によって前年同期実績を上回った。楽天市場のレディース向け販売では、前年の売れ筋だったルームウエアが不振だったが、モール内のイベントが好調だった。
 PayPayモールでは、モールのクーポン施策によって客単価は前年同期の金額を上回ったが、購入件数は下回り、前年並みにとどまったという。
 海外販売は、都市のロックダウンの影響が継続し、出荷停止や注文のキャンセルが相次ぎ、売り上げは前年同期実績を下回った。先行きは不透明で厳しい状況が続くと見ている。
 第1四半期の営業利益は2000万円(前年同期は2900万円の赤字)、経常利益は1400万円(同2200万円の赤字)、四半期純利益は1500万円(同800万円の赤字)で、いずれの利益段階も黒字に転換した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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