柑香園 21年9月―22年5月期/売上3億円の見通し/リスティング広告を変更(2022年5月19日号)

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児玉芳典社長

児玉芳典社長

 果物のネット通販を手掛ける柑香園(本社和歌山県、児玉芳典社長)は21年9月―22年5月期(第3四半期)売上高を、前年同期比10.0%増の3億円と見込む。21年9月に商品価格を10%ほど値上げしたため、値上げ分が増収に寄与する。今期はリスティング広告の運用を変更し、広告費を抑えて利益率向上につなげている。
 自社サイト「観音山フルーツガーデン」の前期状況を調べると、既存顧客にリスティング広告が表示されていた。今期はリスティング広告の配信先から既存顧客を除外。既存顧客がリスティング広告をクリックすることを防いだ。
 「既存顧客は当社のサイトを知ってくれている。遅くなったが、わざわざクリック単価を発生させる必要がないことに気が付いた」(児玉社長)と言う。
 広告運用を見直したことで、広告費も減少した。今期は前年同期比半額の、約100万円(月額)で運用できている。差額分を同社の利益として確保できている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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