三越伊勢丹ホールディングス 22年3月期/EC売上は18%増/3年後に600億円計画(2022年5月19日号)

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 三越伊勢丹HDは22年3月期のEC売り上げが前期比18.1%増の372億円となった。化粧品、食品を中心に売り上げが伸長した。今後は化粧品などの商品ジャンルでさらなる成長を目指し、25年3月期にEC売り上げを600億円超に拡大する計画だ。
 運営する化粧品ECサイト「meeco(ミーコ)」では、高単価のスキンケアアイテムや限定品の販売が堅調だった。
 前期は、ECにおいて人気商品の拡大、店頭受取サービスの拡充などに取り組んだ。また、データマーケティングを推進し、顧客には分析結果をもとに販売員や外商セールスによる営業活動を最適化した。
 今後は、VRを活用したスマートフォン向けアプリ「REV WORLDS(レヴワールズ)」で、出店ブランド数や出店アイテム数の拡大を見込む。「レヴワールズ」の出店ブランド数は現在約450で、出品数は約1250になっている。
 ギフトECサイトの「MOO:D MARK by ISETAN(ムードマークバイイセタン)」は、会員数、売上高ともに大きく伸長した。気軽に贈り物ができるソーシャルギフトが20~30代の女性を中心に支持されたという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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