ワークマン 22年3月期/構造改革でEC売上20%減/23年3月期は大幅増収へ(2022年5月12日号)

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 ワークマンはこのほど、22年3月期のEC売上高が、前期比約20%減となったことを明らかにした。22年3月期のEC売上高は本紙推定で19億5200万円。利益重視で構造改革を行った結果だという。今年2月に発売した新商品が好調で、23年3月期のEC売上高は、前期比大幅増収で着地予定だとしている。
 EC売り上げは、14年以来、毎年約2倍のペースで成長を続けてきたという。21年3月期のEC売上高は24億4000万円だった。22年3月期は、高コスト構造からの脱却を図るため、「宅配比率を減らす」「アイテムを3分の1に削減」「EC専用在庫・倉庫を撤廃」などの施策を行った。「こうした構造改革も終わった。EC注文・店舗受け取り専用商品の販売好調の影響などもあり、23年3月期のEC売上高は大幅増の見込みだ」(同社)としている。
 今年2月に店頭受け取り専門商品としてECで発売した、キャンプギア(キャンプ商品)の販売が好調に推移しており、今年12月までに、40億円の売り上げを見込んでいるという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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