テモナ/サックルを買収/開発力、サービス提供を強化(2022年4月28日・5月5日合併号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 クラウド型ECシステム「サブスクストア」を提供するテモナは4月25日、ウェブシステム開発やプログラミング学習事業を行うサックルを完全子会社化すると発表した。取得価額は3億円。同日、全株式を取得している。開発力を強化し、新たなサービスの提供につなげたい考えだ。
 サックルはウェブシステム開発を得意とし、開発やデザイン、マーケティングの専門家による一元的・包括的なサポート体制を強みとしている。
 EC領域においても豊富な開発実績を有しており、開発言語や環境面においてもテモナとの親和性が高いという。21年3月期の売上高は9億4500万円だった。
 テモナが21年11月に発表した中期経営計画では(1)顧客セグメント(2)エンタープライズ領域(3)アーリーステージ領域─の三領域を拡大し、新規顧客の獲得を促進する方針を掲げている。
 特にエンタープライズ領域においては、「サブスクストア」のカスタマイズ需要が増加している。この需要に対応するため、プロダクトマネージャーやエンジニア体制の強化という面でも今回の買収は必要だったという。
 今後、開発力を強化し、多様なソリューション開発も実現したい考えだ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ