白鳩 22年2月期/増収堅調、62億に/PBやSNS集客が奏功 (2022年4月21日号)

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 下着のネット通販を展開する白鳩は、22年2月期の売上高が前期比9.4%増の62億3100万円だった。プライベートブランド(PB)の販売が堅調で、SNSを利用した集客やクーポン、商品広告の最適化も奏功した。売り上げに占めるPB商品の割合は26.5%を占め、堅調に拡大している。
 国内販売全体では前年実績を上回り、計画を達成した。
 海外販売は、セット割商材の拡充による客単価の上昇、販促広告の成果報酬型への移行、商品ページのリニューアルなどを実施。不採算サイトを閉鎖し、人件費や販促費のコスト削減も行った。
 物流センターにおいては、物流業務最適化の一環と安定的に利益を計上できる体質に改革する目的で、販売見込みが低い商品1億3200万円を廃棄した。また、22年3月31日付で撤退した託児所事業における固定資産の帳簿価額4600万円を特別損失に計上した。
 営業損失は3800万円(前期は1億7200万円)、経常損失は6700万円(同2億1000万円)、当期純損失は2億2300万円(同2億8700万円)となり、いずれの利益段階も赤字幅が縮小した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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