虎の穴 21年7月―12月期/流通総額143.8億円/9割強がオンラインサービス (2022年4月14日号)

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 キャラクターグッズや同人誌の流通・販売を手掛ける虎の穴(本社東京都、吉田博高社長)は3月30日、21年7―12月期(中間期)における流通総額が前年同期比26%増の143億8000万円になったと発表した。そのうち、ECサイトやクリエイター支援サイトなどオンラインサービスの流通総額は、全体の約92%を占める132億円だった。
 コロナ禍による即売会などの中止・延期を受け、ECサイトのシステム改修など販路のデジタル化を推進していることが流通総額の拡大につながっている。
 16年にサービスを開始した、クリエイター支援サイト「ファンティア」の規模拡大が続いている。ファンティアを主体とした事業の「WEBプラットフォーム事業」の流通総額は、同96%増の55億6900万円、「ファンティア」の累計登録会員数は同83%増の601万人に達した。
 22年6月期の流通総額は、主業である「同人流通事業」が187億円、「WEBプラットフォーム事業」が118億円をそれぞれ見込んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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