ストリーム 22年1月期/EC売上高288億円/巣ごもり特需後も2桁増収継続 (2022年3月17日号)

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 家電ECを手掛けるストリームの22年1月期におけるインターネット通販事業の売上高は、前期比10.1%増の288億5100万円だった。巣ごもり需要が落ち着きを見せる中、積極的なポイント施策や大型家電の設置サービス強化などが奏功し2桁増収となった。
 各サイトごとの小まめな商品価格見直しやポイント販促施策強化などにより、店舗の競争力向上に努めた。販促に伴う広告宣伝費の増加や売上総利益の低下があったものの、営業利益は同1.7%増の9億6700万円と増収増益を継続した。
 受注件数は同0.3%増の147万件となった。チャットを活用した大型家電の配送サービス拡充により、洗濯機や冷蔵庫など設置作業が伴う白物家電各種の販売が順調に推移した。
 21年11月―22年1月期(純第4四半期)においては、「ポイント施策の効果もあり、年末年始の商戦期で特に販売が好調だった」(広報)と言う。
 21年12月に中古家電販売サービス「ちゅうとこ」を開始するなど、足元では提供サービスの幅を広げている。レンタル事業や「ちゅうとこ」の取り組みを通じてリユース家電の活用を推進していく。
 グループ会社のエックスワンによる化粧品事業や、3PL事業などを含んだ連結売上高は、同8.0%増の303億1546万円だった。営業利益は同5.2%増の6億9598万円、経常利益は同6.0%増の6億7807万円、当期純利益は同9.1%減の5億1872万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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