〈通販業界でもウクライナ支援が続々〉/ZOZO、3日間で寄付総額1.6億円突破 (2022年3月17日号)

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ZOZOのチャリティーTシャツ

ZOZOのチャリティーTシャツ

 ロシアの侵攻を受けているウクライナ支援を実施する通販会社が続々登場している。
 ファッション通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZO(ゾゾ)は、売上金の全額を寄付する「ウクライナ人道支援チャリティーTシャツ」の販売枚数が開始から3日間で8万枚を超え、寄付総額が1億6000万円に到達したと発表した。売上金は全額、特定非営利活動法人ADRA Japan(アドラ・ジャパン)へ寄付し、ウクライナの人々の水や食料、生活必需品などの支援に充てられる予定だという。
 「ウクライナ人道支援チャリティーTシャツ」は2月28日に発売し、3月14日まで注文を受け付けた。「大人サイズ」「キッズサイズ」の2パターンを用意。カラーは「ホワイト」のみ。販売価格は各2020円(税込)で送料が別途210円(税込)かかる。商品は4月上旬から6月に順次発送予定だ。
 楽天グループも3月11日、「ウクライナ支援チャリティーTシャツ募金」を開始した。3000円以上募金した人に、ウクライナの国旗をデザインしたTシャツを提供する。募金は同31日まで行う。
 食品通販のオイシックス・ラ・大地は3月10日、食品宅配サービス「Oisix(オイシックス)」において、ウクライナの人道支援のため、ウクライナ産の商品や「Oisix」の人気商品に寄付金を付けて販売を開始した。
 同社は集まった寄付金に加え、同額の寄付金を追加し、支援団体であるピースウィンズ・ジャパンに寄付する。
 ウクライナ支援策を行う中小通販事業者もあり、通販業界でも国際情勢に応じたアクションが広がっている。

「Oisix」はウクライナ産蜂蜜に寄付金を付けて販売している

「Oisix」はウクライナ産蜂蜜に寄付金を付けて販売している

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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