五勝手屋本舗 22年1月期/売上30%増で着地/電話・FAX注文が60%超 (2022年3月17日号)

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FAXからの注文率向上を追求

FAXからの注文率向上を追求

 和菓子の通販を手掛ける五勝手屋本舗(本社北海道、小笠原敏文社長)の22年1月期売上高は、前期比30%増だった。売上高のうち、電話・FAX注文の売上比率が60%を占める。電話・FAXからの注文率を上げるため、DMのページ内容を刷新したことが奏功した。
 DMは毎年6月と12月の年2回発送している。従来、DMにFAX用紙を同梱して送付していた。
 しかし、前期は多数の商品を掲載するパンフレットを作成し、最終ページにFAX用紙を切り取れる形式で送付した。
 この他、DMを送る封筒も暖色を取り入れた。「DMは見られずに捨てられることが多い。それを避けるため昨年、女性が好む色を封筒に用いて、視線を集めることを意識した」(小笠原社長)と話す。
 22年1月期におけるDMを送付した人からのFAXによる購入率は、前期比2%増だった。微増だが顧客データを分析すると、休眠顧客からの購入につながったとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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