東計電算/スマホをかざし自動ピッキング/ミスや工数の削減に (2022年2月24日号)

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 東証一部上場の東計電算は、デジタルピッキングシステム「SAGASU(サガス)」を提供している。同サービスを利用すれば、スマートフォンやタブレットをかざすだけで、簡単にピッキングができるという。入出庫登録も可能だ。ピッキングミス防止や、作業工数の大幅な削減につながるとしている。
 「SAGASU」は、スマホをかざして商品を保管している倉庫を歩くと、事前に読み込んでおいたものと同じコードを認識し、自動でピッキングの対象かどうかを判断してくれる。該当コードの検出通知は、画面上の色の変化や、音、バイブレーションによって行う。数メートル先の距離から同時に複数個のコードを認識できる点も強みだそうだ。
 ピッキングする商品を検出後、画面上にポップアップされたコードをタップすると、画面が遷移する。そのまま入出庫登録を行うことが可能だとしている。
 「SAGASU」の利用時には、あらかじめカメレオンコード(※参照)を発行して、出荷する商品にシールなどで貼り付けておく必要がある。
 出荷指示書に記載されているカメレオンコードを、スマホなどのカメラでスキャンして読み込んで利用する。利用するスマートフォンやタブレットは、「iOS」を推奨している。
 目視確認によるピッキングミスなどを防ぎ、業務スピードの均等化を図ることができるという。スマホをかざすだけで簡単にピッキング作業が完了するため、作業工数の大幅な削減も可能だとしている。


 ※カメレオンコード=4色構成の二次元バーコード。長距離・一括認識が可能。専用の読み取り機は不要だ。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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