インフォコム/不正な注文の検知サービス/自動化で業務効率も改善 (2022年2月17日号)

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 東証一部上場のインフォコムは、不正注文検知クラウドサービス「at score(アットスコア)」を提供している。同社の調査によると、「新規の注文のうち、平均で数%の不正注文がある」のだという。同サービスを導入すると、「未払い」「受取拒否」だけでなく、「アフィリエイト報酬を狙った注文」「無料サンプルや初回割引のみを狙った注文」など、通販事業者にとって不利になるような不正な注文を検知できるようになるという。自動で検知できるため、業務効率の改善にもつながるとしている。
 同サービスを導入することで、(1)不正判定を自動化することによる業務効率改善(2)不正購入後の組織的な転売の防止・削減による、商品価値の維持(3)最新の不正手口への対応─といったメリットを得られるという。
 数万件の過去の注文情報を瞬時に比較して検知できるスピードも好評だとしている。
 「at score」は、独自のAI与信エンジンを搭載しており、「不正注文リスク」を自動でスコア化する。
 同スコアが一定以上の値になった場合、注文をシャットアウトするよう設定もできるとしている。
 なぜ「不正」と判定されたのか、1件ずつ理由を確認することもできる。
 不正注文の判定項目への配点は、導入企業の方針に応じて設定できるようにもなっている。
 例えば、「同一の住所からのサンプルの度重なる注文」の配点を重くするといったことも可能だという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ