ZOA 21年4―12月期/EC売上高14.4%増/高単価のゲームPCが好調 (2022年2月17日号)

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 ZOAの21年4―12月期(第3四半期)におけるEC売上高は、前年同期比14.4%増の24億3265万円だった。巣ごもり需要の沈静化など外的要因を受けつつも、ゲーミングPCなど高単価商品の販売が伸び、2桁増収につながった。EC化率は同5.6ポイント増の35.8%に上昇した。
 20年初頭以降のテレワークや巣ごもり需要の拡大が一巡した中、高性能・高単価のゲーミングPCの販売が伸びた。店舗・ECでのPC本体の売上高に占めるゲーミングPCの構成比は、同15ポイント増の39.8%となり平均販売単価も向上した。
 世界的に品薄状態が続くグラフィックボードなど、ゲーミングPC関連の周辺機器の販売も好調だった。
 実店舗での「パソコン事業」「バイク事業」を含む全体の売上高は同3.4%減の68億6100万円だった。ECの堅調な伸びが全体の売上高を下支えした。
 営業利益は同10.7%増の4億4345万円、経常利益は同11.1%増の4億4849万円、四半期純利益は同10.2%増の3億824万円だった。運送費や決済手数料などEC周りでの諸経費は増加した。だが、販売規模の拡大や価格のメンテナンスなどもあり2桁増益となった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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