シーボン/14億円減の93億円に/22年3月期の売上高を下方修正 (2022年2月10日号)

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 化粧品のサロン販売を展開するシーボンは2月2日、22年3月期の連結業績予想を下方修正すると発表した。期初には、22年3月期の売上高を107億3300万円と予想していた。修正後の予想では売上高が、期初予想非14億700万円減の93億2500万円になるとしている。新型コロナの感染拡大と緊急事態宣言の影響で、直営サロンへの来店客数の回復が鈍化していることが、売上高を下方修正した理由だとしている。
 一方で、営業利益については、期初予想比113%増の3億200万円になると上方修正した。不採算店舗の統廃合や縮小移転、人員の適正配置などによってコスト構造の適正化が進んだという。22年3月期の通期連結業績は、前期比でも大幅な営業増益になる見通しだとしている。
 シーボンでは22年3月期において、「ホットペッパービューティー」などの美容系ウェブプラットフォームでの集客に注力するなど、従来とは異なる顧客層へのアプローチを行っている。既存顧客向けのスマホアプリの提供も開始。ウェブで獲得した新規顧客について、リピート率の向上を図っている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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