【武内製薬 小倉由渡社長】 <今年9月、新社長が就任> 再来年度に売上50億円目指す(2023年11月02日号)

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 化粧品のOEM・D2C事業を展開する武内製薬(本社東京都)は今年9月、取締役を務めていた小倉由渡氏を代表取締役社長に昇格させた。小倉社長は「プロテインブランド『THE PROTEIN(ザプロ)』を始めとした全てのブランドをさらに大きくし、再来年度(26年3月期)には売り上げ50億円を目指していきたい」と意気込みを示す。小倉新社長に就任の抱負や、今後のビジョンなどを聞いた。

■社長就任の経緯は

 ─小倉氏は今年1月に武内製薬に入社したと記憶している。異例の速さでの社長就任となったが、経緯を伺いたい。
 少し話が長くなるのだが、私と武内製薬の関係性は、4年以上前から始まっていた。私は新卒で楽天グループ(楽天)に入社し、そこでECコンサルタントとして従事してきた。
 そのときの同期が現在、武内製薬でEC事業部長を務める鈴木だった。鈴木は5年ほど前から武内製薬の一員として働いており、私が楽天退職後に個人でコンサルティング事業を始めた際に、彼女から仕事の依頼を受けたのが、武内製薬との出会いだった。
 前社長の金光にも会い、「THE PROTEIN(ザプロ)」の初期事業計画や会社のミッション・バリューなどを一緒に検討してきた。以前から金光に入社を勧められており、武内製薬がオーイズミグループにジョインし、もっともっと面白いことを仕掛けていけると感じ、入社することにした。
 社長就任の背景としては、金光の退任に当たり、副社長の塚越を含めた3人で話し合い、2人からも「これまでの1から10のフェーズの武内製薬のことも知っているし、今後の10から100のさらなる成長フェーズのリーダーには小倉が適任」と言ってもらい、就任することにした。


■成長に関して二つの軸

 ─今後どのように武内製薬を大きくしていくのか。
 「今までやってきたことの強化」と「新たな取り組みの開始」の二軸を考えている。当社はこれまで、データドリブンの商品開発を行い、ECで販売してきた。市場のデータを分析し、需要のある商品開発に注力してきた。今後もこの流れは強化していく。

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月02日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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