【nijito 鮫島貴子社長】 〈シャンプー「haru」を展開〉ターゲット絞り、顧客と成長する

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 ヘアケア・ボディーケア用品のECを運営しているnijito(ニジト、本社福岡県)は、「40代女性」「30代男性」などと明確にターゲットを絞りながら、ブランド展開を行っている。現在は、シャンプーやスキンケア化粧品をそろえる「haru(ハル)」をメインブランドとして展開しつつ、50代女性向けブランド「M.(エム)」の商品ラインアップの拡充も図っている。21年3月には同社として初めて、機能性表示食品の届け出が受理された。「お客さまの年齢が進むにつれて、お客さまのニーズの変化に合わせて成長するブランドを展開していく」と話す、鮫島貴子社長に、nijitoのブランド戦略について聞いた。

■50代向けブランドを拡充

 ─3月に、nijitoとして初めて、機能性表示食品の届け出が受理されました。狙いは。
 3月に届け出が受理されたのは、50代女性向けにテストマーケティング中のブランド「M.」の、「M スキンフィットタブレット」という商品です。プロテオグリカンを機能性関与成分とした商品で、「肌の弾力を維持する」機能性を表示しています。
 5月には、「haru」ブランドから、「睡眠の質の向上」と「ストレスや疲労感の緩和」の機能性を表示する、ドリンクタイプの機能性表示食品の届け出も受理されました。
 「M.」は、顧客ターゲットを「50代女性」と明確に絞って展開しています。スキンケア・ヘアケア・機能性表示食品と、からだの外と内からお客さまの悩みに寄り添う製品をラインアップしています。8月19日には、「M.」のトライアルセット「M ごほうびセット」を窓口商品として発売しました。「M スキンフィットタブレット」を含む6点セットで、2週間のデコルテケア・スキンケア・ヘアケアにつながる商品となっています。


■お客さまとともに成長する

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月19日号で)

鮫島貴子(さめしま・たかこ)
 1975年福岡生まれ。大学卒業後、こども教材の営業に従事。その後ベンチャー通販企業へ転職、自ら商品をつくり、自ら販売するというプロセスを経験。30歳での結婚と、35歳での出産を機に、髪の悩みを解決するブランドとして「haru」を立ち上げnijitoを設立、代表取締役に就任。プライベートでは2児の母。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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