【ライフワン 坂本貴志代表取締役】 〈モール受賞多数、住設EC企業トップへ〉キッチン、ユニットバスの売上増目指す

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 住設の交換工事をEC展開するライフワン(本社東京都、坂本貴志社長)は、21年1月期における売上高が前期比23%増の117億6000万円となった。金額ベースでは22億円の増収。22年1月期の売上高は、前期比27.5%増の150億円を目標としている。前期の増収要因は、コロナ禍の「巣ごもり需要」と、EC利用の拡大を受けて取り組んだ施策が奏功したため。モール展開に強みを持ちつつも、販路を絞った戦略も行ってきた。EC専業で住設交換工事のナンバーワンを目指すという坂本社長に話を聞いた。

■コロナ禍で23%増収に

 ─前期の業績内容について聞きたい。
 21年1月期の売上高は、前期比23%増の117億6000万円となりました。増収要因は四つあります。一つは、コロナ禍で拡大した「巣ごもり需要」で、ECを利用する人が全体的に増えたことです。それに伴い、ネットリフォームの需要も増加しています。
 二つ目は、テレワークなどの在宅環境の変化や在宅時間の長期化に伴う、家庭内の変化です。ファミリー層は、人数と時間数によってインフラ(水・電気・ガス)の使用量が必然的に増加します。使用数や利用頻度が上がったことで、インフラの維持管理費が増えます。こうした影響から、住宅設備機器の見直しが増えました。身近で頻繁に利用する設備機器は、20年に特別定額給付金10万円が支給されて需要を一気に引き上げました。
 三つ目は、

(続きは、「日本ネット経済新聞」4月15日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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