1969年創業の下着専門メーカー、カドリールニシダ(本社京都府、井上薫社長)が新たな組織作りと事業拡大に取り組んでいる。25年4月に新部署「コアバリューイノベーション室」を新設し、井上社長を含む6人体制で新商品の開発などに取り組んでいる。国内外100社以上の下着OEM・ODMを手掛けてきた同社の今後の成長戦略について、井上社長に聞いた。
─会社の略歴を。
1969年の創業以来約58年にわたって、下着を中心としたOEM・ODMを展開してきた。これまでに累計で生産した下着などは2億枚を超えている。
取扱商品は、一般的な下着から、ブライダル用や和装用、水着、フィットネスウエア、最近ではナイティやアウターまで幅広く手掛けている。「日本の女性を苦しくない下着で美しく」という思いで起業した創業者の父が、初代パタンナーと開発した独自のパターン技術の強みがある。
下着アイテムは全て、「サイドサポート設計」で作られている。体は、横からの圧力には比較的強く、前後からの圧迫には弱いという特性を持つ。体をサイドからサポートすることで、体への圧力がバランスよく分散して長時間着用しても苦しくない下着となっている。
また、第三者機関で客観的なデータ計測も行っている。体幹が整って重心が安定することで姿勢が良くなって、呼吸が深くなったことを示す結果も得られている。
昨年6月時点で30件以上の特許を保有している武器を持つ。その中に「ツインクロス構造」という特徴的な特許技術を用いた商品がある。これはブラジャーのアンダー部が2枚重ねの構造で、左右のバストを別々に支えることで体の動きに対応できるようになる。ズレにくいという優れた運動性に特徴も持つ。
製品開発は、企画提案からパターンやサンプル作成、生産、納品までを自社グループ内で完結できる体制を整えていることも強みの一つだ。
─代表人事が昨年4月にあったようだが。
(続きは、「日本ネット経済新聞」4月16日号で)
【カドリールニシダ 井上薫代表取締役社長】 <新代表に聞く> 着用者の視点に立った商品開発を(2026年4月16日号)
記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。


