【ポーラ TB事業企画担当執行役員 荘司祐子氏】変革の時代にポーラで働く意義を伝える(2023年10月5日号)

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荘司祐子氏

 ポーラTB事業企画執行役員の荘司祐子氏は、同社史上初めて、女性人事部長となった人物だ。訪販やサロン販売を統括するTB(トータルビューティー)事業の出身で、現在は、対面販売に関する企画の立案などを行っているという。荘司氏によると、ポーラの販売員であるビューティーディレクター(BD)の中には現在、コロナ禍やデジタル化の流れに戸惑い、自分自身の魅力や実力を発揮しきれていない人もいるという。「『ポーラで働くことによって、地域のリーダーや、人と人をつなぐ存在になれる』ということを、改めて伝えていきたい」と話す荘司氏に、ポーラで培ったキャリアや、今後のポーラが目指す道について聞いた。

■活躍するオーナーに感動


 ─これまでのポーラでのキャリアについて、教えてほしい。
 私はもともとTB事業出身で、入社後7年ほどは、対面販売の現場で販売のサポートや、販売員の教育などに従事していた。
 入社当時は、現場でいきいきと仕事をするグランドオーナーやオーナーマネージャーといったビジネスパートナーに、とても感銘を受けた。
 当時はまだ時代的にも、総合職で活躍する女性は多くなかった。一般職で就職する女性が圧倒的に多い時代に、女性が自分の組織やお店を持って、誇りをもって仕事をしている姿に感動した。「この人たちと一緒に仕事をしていきたい」と強く思った。
 その後、マーケティングの部署などを経て、人事部に異動した。
 人事部では、組織風土改革や、主体性のある人材の育成に注力した。
 ポーラの従業員は、個人事業主であるビジネスパートナーとはまた異なり、企業の中の一社員である。そのため、一人一人が受け身にならないように「Will(ウィル、主体性)」を引き出し、「ポーラという環境を使って自分がやりたいことを実現したい」という人材を作ることをテーマに掲げた。そういった気持ちがあれば、ポーラで働く意義を考え、成長して活躍できる人材が作れると考えた。


■カウンセリングの妙技を体験

 ─対面販売の現場で、心に残っているエピソードはあるか。
 ビジネスパートナーであるオーナーの、商いのセンスに感動したことがある。そのオーナーは、お客さま目線で、「どうしたら満足していただけるか、買っていただけるか」を徹底的に考えていた。
 私が新人だったころに、担当していたエリアでメークイベントを実施したことがある。私も、朝から何十人ものお客さまにメークを施した。
 私がお客さまにメークをする横で、オーナーがお客さまにヒアリングをしてくれた。オーナーは、お客さまから、メークの好みや、悩み・理想を聞き出しつつ、とても気持ちのいいタイミングで商品提案をしていた。まさに、カウンセリングの妙技や、お客さまに喜んでいただけるような対話を、間近で学んだ経験だった。


■パーパスを革新的に伝える

 ─コロナによって、どんな影響があったと考えているか。

(続きは、「日本流通産業新聞」10月5日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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