【脳機能改善素材】 マリーヌ〈鶏肉由来「プラズマローゲン」〉/臨床で認知機能改善を確認/サプリメントのOEM供給も

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健康・美容商品メーカーのマリーヌ(本社香川県、三崎正郎社長、(電)087―868―5311)は認知機能の改善素材として、鶏肉由来の「プラズマローゲン」を提案している。鶏肉由来のプラズマローゲンについては、臨床試験などで認知機能の改善効果が確認されている。今年2月には、全国ネットの情報番組で同素材の機能性の高さが紹介され、注目度はさらに高まっているという。同社では、鶏肉由来のプラズマローゲンを配合したサプリメントのOEM供給を行っている。
 プラズマローゲンは、人体内にも存在するリン脂質の一種。人体のリン脂質の約18%を占め、脳機能の根源的な機能をコントロールしているといわれている。アルツハイマー病患者を健常者と比較した臨床研究では、アルツハイマー病患者の方が血清中のプラズマローゲンが減少していることが確認されたという。
 同社は、〝鶏肉由来のプラズマローゲン〟を配合したソフトカプセルタイプのサプリをOEM供給している。1000個~の小ロットOEMにも対応する。
 軽~中程度のアルツハイマー型認知症患者40人を対象にして行った臨床試験では、被験者を(1)プラセボ(偽薬)群(2)低用量群(1日プラズマローゲン1ミリグラム)(2)中用量群(同5ミリグラム)(4)高用量群(同10ミリグラム)─の4群に分け、鶏胸肉由来の「プラズマローゲン」のサプリメントを6カ月間摂取させた。その結果、1日1ミリグラムのプラズマローゲンを摂取させた群では、認知機能低下の度合いを示すMMSE(ミニメンタルステート検査)の数値が有意に改善することが分かったという。
 プラズマローゲン摂取群では、介護者による客観的評価にも、改善傾向がみられた。摂取により「プラズマローゲン」の血中濃度が高まることも確認されたという。
 TBSテレビの情報番組「夢の扉+」では2月8日の放送で、「プラズマローゲン」の機能性を大々的に紹介、大きな話題を呼んだ。同番組では、(1)認知機能の低下に伴い血中の「プラズマローゲン」濃度が減少する(2)従来は困難だった「プラズマローゲン」の抽出が可能になった(3)「プラズマローゲン」の持つ認知症改善作用が、臨床試験や動物試験で確認されている─などの事実が紹介された。さらに同番組では、認知症患者数人に2週間、プラズマローゲンのサプリメントを投与したオープントライアルにおける著効例も紹介された。
 同社によると、「臨床試験により脳機能改善が実証された素材ということもあって、現在は、病院関係や薬局など、医・薬のプロからの引き合いが非常に多くなっている」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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