消費者庁/痩身サプリに措置命令/カロリー阻害に根拠なし(2021年12月2日号)

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「カロリーを速攻カット」などと表示していた

「カロリーを速攻カット」などと表示していた

 消費者庁は11月24日、シーズ・ホールディングス(HD)傘下のシーズ・ラボ(本社東京都、黒木昭彦社長)に対し、景品表示法の優良誤認で措置命令を出した。痩身効果をうたうサプリメントついて、食事から摂取したカロリーの吸収が阻害され、体重が増加しない効果が得られるかのように表示していた。
 景表法の対象となった商品は「4D(フォーディー)」。自社サイトで、「食事の気になるカロリーを速攻カット!!」などと表示していた。シーズ・ラボは消費者庁に表示の根拠を示す資料を提出したが、合理的な根拠とは認めなかった。
 シーズ・ラボは措置命令を受け、「4D」の表示内容について、実際のものよりも著しく優良であると表示していたことを新聞2紙に掲載。同社の広報部は「消費者庁と緊密に連携しながら、『4D』の広告の一部に誤解を招きかねない表現があることを積極的に開示してきた。再発防止に向けて全力で取り組むとともに、顧客の健康で美しい肌に貢献していく」と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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