アトコントロール 20年10月―21年3月/売上高前期比5%増/愛用者会員の定着進む

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 ダチョウの抗体を使った化粧品・健康食品のネットワークビジネスを展開するアトコントロール(本社東京都、上市達矢社長)はこのほど、20年10月―21年3月(中間期)の売上高が、前年同期比で5%増になったことを明らかにした。同社の扱うダチョウの抗体の、衛生対策成分としての認知度が向上したことが増収の要因だという。20年以降に新規登録した会員が、愛用者会員として着実に定着していることも売り上げを押し上げる要因となったという。
 アトコントロールでは、ダチョウの卵の抗体を配合した製品を販売している。ダチョウの卵の抗体については、コロナ禍に突入した20年3月以降、多くのテレビ番組で取り上げられた。ダチョウの抗体の研究者で、同社の製品の開発にも携わっている、京都府立大学の塚本康浩学長も、多くのメディアで取り上げられるようになった。その結果、20年4月度の新規登録者数は前年同月比で6倍になったという。
 その後、新規登録者数の急激な増加は落ち着いたものの、ダチョウ抗体に関する認知度が向上していることを受け、新規の会員獲得に成功するケースは、引き続き増えているという。登録者数は、安定的に増加しているとしている。
 20年4月以降に登録した会員は、継続的に製品を購入する愛用者会員として定着するケースが多いのだという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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