歯愛メディカル 20年12月期/通販売上358億円/コロナ対策品が伸長

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 歯愛メディカルは、20年12月期における通販売上高が前期比31.1%増の358億7000万円だった。
 マスクやアルコール、グローブなどのコロナ対策商品の需要が急増した。20年上期は、マスクやアルコールが伸び、下期はグローブなどが伸長した。レントゲンやCTなどの大型機器の販売も上期は不調だったが、下期よりウェブセミナーなどを活用し、流通を回復させた。
 歯科関連以外も病院や一般診療所などの分野で流通量が増えた。歯科関連以外の売上高は前期比81.8%増の48億7000万円だった。
 流通量の拡大とともに物流面も強化、業務の効率化を進めた。「一時は、物流以外の社員が伝うこともあった」(同社)と言い、マスク不足などに悩む事業者へ早く届けられるように全員で取り組んだという。
 21年度の連結売上高は前期比7.3%増の401億円を計画している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ