【NMN配合のサプリで第2の創業】 CloudNine〈エイジングケアサプリを投入〉

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 CloudNine(クラウドナイン、本社広島県、島本倖伸社長)は6月1日、機能性・エイジングケア素材として注目を集める「NMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)」と、腸内環境にアプローチする「大豆発酵物(乳酸菌生産物質)」を配合したサプリメント「Refeelas(リフィーラス)」を投入した。新製品の発売を機に、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)に賛同、製品の売り上げの一部を環境支援に寄付するなど、環境に配慮した製品・事業コンセプトを追加した。理念に賛同する会員を増やすことで組織を広げ、21年9月期の売上高10億円の達成を目指す。
 クラウドナインは2016年10月に創業した。累積した登録会員は1万2000人に上り、20年9月期の売上高は前期比34%増の7億5000万円を見込むなど順調に組織を拡大している。
 会社名の「CloudNine(クラウドナイン)」とは、米国気象庁が定める一番高い”入道雲”を指す。その一番高い雲の上をクラウドナインと呼び「最高の幸せ」という意味で使われているという。
 「健康」「暮らし」「未来」の三つのコンセプトをベースに、「クラウドナイン」の9番目の雲まで突き抜けて最高の幸せを叶える構想「快晴プラットフォーム」を提唱。ビジネス活動を通じて年金に頼らない豊かな経済(収入)の提案を盛り込むほか、増大する医療費の削減を目指し、会員がQOLを意識して健康意識を高めることを目指す。さらに、新製品を発売するタイミングに合わせて、国連が定めたSDGsに賛同。CO2の削減や倫理的な事業活動、SDGsの達成に貢献─の三つの環境に配慮した事業を行動指針に加えた。クラウドナインのシンボルでもある「雲」や「空」に関わる大気汚染をはじめ、気候変動抑制対策に貢献するため、環境省が進める「エコアクション21」や、「カーボンオフセット」に商品価格の一部を寄付する。
 オンラインセミナーも強化。すでに実施しているオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を使った会社主催やリーダー主催のセミナーを増やす。9月には自社のセミナールームにスタジオ設備を導入。会員がオンラインセミナーをできるスペースとして開放する。


■新素材「NMN」を配合

 クラウドナインが6月1日に発売したサプリメント「Refeelas(リフィーラス)」は、エイジングケアにアプローチする注目の素材「NMN」を配合した。島本社長が創業前から注目していたという素材の一つで今年に入り製品化のめどが立ったことから発売を決定し、20年6月1日を新たな創業と位置付けた。

(続きは、「日本流通産業新聞」6月25日号で)

エイジングケアにアプローチする注目の素材「NMN」を配合した「Refeelas(リフィーラス)」

エイジングケアにアプローチする注目の素材「NMN」を配合した「Refeelas(リフィーラス)」

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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