【第15回 浄水器・整水器・活水器 無店舗販売市場調査】 1位~3位をエナジックが独占/水素関連製品が堅調

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 日本流通産業新聞社はこのほど、「第15回〈2020年度版〉浄水器・整水器・活水器 無店舗販売市場調査」を実施し、製品別の月間平均売り上げランキングをまとめた。
 水素水関連製品のメーカーでは、国内における販売台数が減少傾向にあるものの、海外販売は全般的に順調に推移している。ランキングの1~3位にはエナジックインターナショナル(本社沖縄県)が販売する製品が占めた。1位の「レベラックSD―501」は、海外売り上げを含めた月間平均売上高が15億円となった。昨年1位だった「レベラックKangen8」で2位にランクを下げたものの同8億円、同じく2位には「レベラックJRII」が続いた。エナジックインターナショナルの上位3製品の月間平均売上高の合計は約31億円だった。
 4位は日本トリムの「トリムイオンGRACE」で同5億2100万円と前年から8000万円減少した。ランキング27位内には日本トリムが販売する3製品がランクインし、3製品合計売上高は5億7940万円だった。
 5位はドレスイン(本社東京都)の「ミネラル還元水素水生成器」だった。国内での宣伝講習販売やネットワークビジネス(NB)への卸売りに加え、中国国内で認知度が高まったことも後押しした。平均月商は2億6000万円だった。


■対前年伸び率12.1%減

 新型コロナウイルスの影響もあり、消費者の安全性を求めるニーズや健康志向が一段と高まっている。
 メーカー各社では、より高い性能を求める消費者のニーズに応えるために、機能性の向上を図ると同時に、外部機関によるエビデンスデータの取得を進め、消費者の信頼性を高めている。
 また、通販・ECといった無店舗販売に加え、家電量販店やスポーツジムといった店舗ルートなどでも高価格帯商品が流通している。
 前年の同時期に行った調査と比較可能な24製品で算出した実質伸び率は12.1%減となった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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