エイボン・プロダクツ/上級会員が4割増/1―3月期は10%増収に

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 エイボン・プロダクツ(本社東京都、堤智章社長)の訪販事業が回復のきざしを見せている。注文額が多い上級会員の16年12月期末時点の人数は、前期末比で41%増加したという。17年1―3月期(第1四半期)の訪販売上高は、前年同期比で10%増となる見通しだ。
 一般会員「ブロンズクラブメンバー」から、上級会員「ローズクラブメンバー」への昇格者が大幅に増えている。注文額によって会員ランクは分けられる。16年12月期末時点では、一般会員数も前期比で7%の増加となった。
 16年12月期下半期(16年7―12月)は訪販部門の売り上げが伸長した一方で、カタログ通販部門が微減収だったという。16年12月期の通期業績における全社売上高は前期比で横ばいだったという。
 同社の訪販事業が16年12月期下半期以降に回復に転じた原動力は、16年12月期から開始した積極的な新施策にあるという。同社は16年1月、米国投資ファンドの傘下から、日本の企業再生ファンドであるキーストーン・パートナース(KSP、堤智章社長)の傘下に移った。その後、KSP出身の堤社長ら新経営陣が中心となって、商品・サービスの両面での改善を進めてきたという。
(続きは、「日本流通産業新聞」5月11日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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