プレミアアンチエイジング 23年7月期/通販売上24.2%減の183億円/減収減益 赤字で着地(2023年9月21日号)

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 プレミアアンチエイジングの23年7月期の通信販売事業の売上高は、前期比24.2%減の183億1600万円となった。通販事業においては広告投資の抑制により新規顧客獲得が減少。減収となったという。減収減益での着地となったが、中期経営計画を策定し、今後は構造改革や成長戦略を実行していくという。
 同社の23年7月期の連結業績における全社売上高は、前期比22.1%減の264億円。営業損益は6億1100万円の赤字、経営損益は6億3100万円の赤字だった。23年7月期に構造的な改革を推進し、一時的なコストを計上したことから、赤字となったという。
 主力ブランド「デュオ」は同期の売り上げの65%を占めているが、減収が続いている。育成ブランドである「クレイエンス」「カナデル」が売り上げを伸ばしたが、「デュオ」の減収をカバーできず、通期の連結売上高は減少になったという。
 同社の23年7月期の全社売り上げの内、約7割を通販事業の売り上げが占めている。通販事業の同期売上高は前期比24.2%減だった。
 今後通販事業では、新規顧客獲得に向けた施策にさらに力を入れるとしている。顧客ステージに合わせたCRM施策を展開し、ブランドごとに継続率向上のための施策を刷新・強化していくとしている。
 同社は、4カ年(24年7月期~27年7月期)の中期経営計画の策定も発表した。23年7月期は「デュオ」の成長にブレーキがかかる中、複数の課題が顕在化したという。こうした状況を打破するため、24年7月期にかけて構造改革を行うとしている。27年7月期の売上高として400億円、営業利益率として10%以上の達成を目指すという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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