ディール/導入後1カ月でCVR2倍/石けんD2Cがツール導入で (2022年2月10日号)

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 D2C・EC支援のディール(本社東京都、小野瀬冬海社長、(電)03―6432―9769)はこのほど、体臭ケア石鹸のD2Cブランド「BANANA LEAF(バナナリーフ)」のECに、ディールが提供するD2C特化型UGC(ユーザー生成コンテンツ)活用ツール「UGCクリエイティブ」が導入されたと発表した。導入後1カ月で、「バナナリーフ」の新規顧客向けのランディングページ(LP)経由のCVRが、その前の月の2倍に向上したとしている。
 「UGCクリエイティブ」では、「インスタグラムのUGC」と「レビューのUGC」の二つのUGCを、自動で生成・収集・活用・分析できる。健康食品や化粧品といった単品通販やD2CのECサイトに特化したツールだとしている。
 「UGCクリエイティブ」を導入すると、インスタグラム上の自社の商品に関する投稿を自動で収集し、LPや申し込み確認画面などに表示できる。インスタグラムだけでなく、商品の愛用者にレビュー依頼メールを一斉配信し、収集したレビューをLPなどに表示する機能もある。
 「UGCクリエイティブ」を使って自社ECサイトに表示した投稿について、クリック率やCVRを計測することもできる。ECサイトに表示する投稿を新しいものに入れ替えたり、クリック率が高い投稿を蓄積したりすることも可能だ。
 ディールでは、「UGCクリエイティブ」でレビューをLPに表示すると、新規購入者の購入意欲が高まるとしている。申し込み確認画面に表示すれば、アップセルやクロスセルにもつながる可能性もあるとしている。
 「バナナリーフ」のECでは、新規顧客向けのLPにUGCを掲載している。UGCの表示パターンをABテストしたり、効果の高いUGC順に並べ替えを行ったりした結果、導入1カ月後のCVRが前月比で2倍に向上したとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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