【プレミカ・ジャパン 円谷卓司代表取締役】 <10周年の記念イベントも開催予定>情勢を逆手にブレない経営でまい進(2023年1月12日新年特大号)

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 ─今年の動向は。
 いろいろな手だてはあるが、今年も引き続き、NBの重要性について熱量を持って会員に伝えていく。私自身も積極的にセミナーで登壇して会員へ伝播している。
 マクロ視点で話をすれば、介護や医療費など社会保障費の急増が懸念される2025年問題が目前に迫っている。年金問題も同様だ。コロナ禍で日本の産業構造は大きく変化した。さまざまな企業や業種が淘汰されてしまう時代となった。加えて、資源高に伴う物価高の影響に直面し、さまざまな問題が目に見える形で現れている。
 こうした課題を前に、大きな問題が目の前に迫っているという危機感を抱いているか、いないかが鍵を握る。気付きを与える意味で、私自身も会員一人一人に熱量を持って伝え、腹落ちするよう道ぶく必要がある。
 今の日本では、国や会社に依存するのではなく、自分の身は自分で守り、収入を得ていく必要がある。収入はもちろん、仲間を増やすビジネスモデルとして、NBは最適な手法だ。長く働き続ける必要に迫られた時代なので、自身の健康に配慮する必要がある。
 当社が提供している水や乳酸菌の製品は、健康を維持するための予防対策品でもある。健康を維持しつつ、ビジネスが行える点は当社の強みでもある。
 ─戦略的なところはどうか。
 私と同じような50代が奮闘していく必要がある。1971年から82年生まれで就職氷河期を経験した団魂ジュニアの世代だ。この年代は、日本経済を活性化するために必要な世代だが、なにせ元気がない。この層の開拓にまい進していく。
 プロモーションは継続して行っていくが、10周年記念イベントの前に、新製品を投入するかどうかを準備も含めて検討している。
 他にも、福利厚生に関連してオンラインでの自由診療ができる仕組み作りを計画している。対外的ではなく、会員向けの福利厚生として提供するものだ。
 社会貢献活動にも注力し、児童養護施設を卒業した子供たちがしっかりと働けるように、就職先をあっせんする準備も進めている。ヒューマンコミュニティービジネスとして、地域のコミュニティー作りにも力を入れていく。
 創業から今日までの10年間は種まき。次の10年が成長過程となり、その先の10年は円熟期を迎える。この歩みを止めないためにも、海外進出を視野に入れていく。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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