ユニクロ 21年8月期/EC売上は17.9%増/ライブ配信などコンテンツ強化(2021年10月21日号)

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柳井正社長

 ユニクロの21年8月期の国内EC売上高は、前期比17.9%増の1269億円だった。EC化率は同1.8ポイント増の15.1%に拡大した。コロナ禍に業績が急拡大しており、二期前と比較するとEC売上高は約50%増になった。アプリを基盤とした会員との関係強化に注力。ライブ配信などのコンテンツ発信にも注力したことが会員の利用促進に寄与した。
 スマホアプリやECサイトを基盤に顧客とつながり、顧客がオンライン・オフラインをスムーズに行き来できる環境を整えている。アプリ・EC会員はグローバルで約1億4000万人、国内のユニクロ・ジーユーを合わせた会員は延べ5700万人にまで拡大している。
 EC利用者の店舗受け取りサービスの利用率は約40%になった。店舗受け取りの利便性を高めるため、10月8日にはスマホで注文してから、最短2時間で商品を店舗受け取りできる「ORDER & PICK(オーダー&ピック)」の本格展開を開始している。
 20年12月には、商品や着こなしの情報をライブ配信する「LIVE STATION(ライブステーション)」を開始し、動画での情報発信に注力した。
 今年4月には「UNIQLO CITY TOKYO(有明本部)」に、日本最大級の撮影スタジオを新設し、リアルタイムに商品を情報化するための基盤を構築している。
 ジーユーの国内EC売上高も二期前と比較して約50%増加した。EC化率は約11%になった。EC化率から推定するEC売上高は約274億円になる。


■グローバル化は加速

 ユニクロの海外EC売上高は、前期比約20%増だった。海外事業のEC化率は約20%になった。グループ全体のEC売上高は約3800億円になり、EC比率は約18%まで拡大したという。
 柳井正社長は、「今後、グローバル展開を一段と加速させる」と改めて強調した。コロナ禍も海外の主要都市に旗艦店を出店し、グローバルでOMO(オンラインとオフラインの融合)を進めている。
 22年8月期におけるユニクロの国内事業は、在庫の適正化を進めるため、減収減益を見込む。EC事業は在庫適正化の影響やコロナ禍での大幅な増収を踏まえ、若干の増収を予想している。

ライブ配信サービス「LIVE STATIONを昨年12月に開始

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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