アイケイ 21年5月期/売上高198億円強/PB順調で業績予想を上方修正

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 アイケイは11月10日、21年5月期における業績予想の上方修正を発表した。売上高は前回予想の192億6800万円を5億7800万円上回る、198億4600万円に上方修正した。20年6―11月期(中間期)におけるBtoC事業において、プライベートブランド(PB=自主企画)商品の売り上げが順調に推移しているためだ。売上総利益率の高いPB商品が想定を上回ることから、営業利益・経常利益・当期純利益も上方修正を行った。
 中間期の売上高は、前回予想の95億7900万円を11億1100万円上回る、106億9000万円に上方修正した。BtoC事業のテレビショッピング、ウェブショッピングにおいて、PB商品が売れているためだ。
 具体的には、場所に合わせて8通りに変化する脚立「ステップエイト」や、自動で膨らむベッド「エアーヨーン」の売れ行きが順調に推移。さらに通常は、これからのシーズンに売れ筋商品となる温熱ベスト「スピードヒート」が、巣ごもり需要の影響で9月下旬の販売開始直後から当初の売り上げを上回って推移している。
 この影響で、中間期の営業利益は前回予想の2億5600万円を1億9500万円上回る4億5100万円に、経常利益は同2億5700万円を2億300万円上回る4億6000万円に、四半期純利益は同1億6700万円を1億2200万円上回る2億8900万円に上方修正した。
 通期業績予想においても、下期となる12月を拡販月と想定していた「スピードヒート」が前倒しで売れていることを考慮して上方修正を行った。
 通期営業利益は前回予想を1億4500万円上回る8億400万円に、経常利益は同1億4900万円上回る8億1000万円に、当期純利益は同1億3100万円上回る5億600万円に、それぞれ業績予想の修正を行った。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ